アルストツカに栄光あれ!
はいどうもこんにちわ
今回紹介するゲームは「Papers, Please」です。
結構昔のゲームなのですが、その分値段が安くセール時であれば500円で購入できます。
個人的にコスパ最強ゲーだと思っているので、紹介したいと思います。
Contents
「Papers, Please」ってどんなゲーム?
ルーカス・ポープというアメリカ人が、たった1人でしかも9か月という短期間で作ったインディーズゲーム。
個人が9か月で作ったゲームにも関わらず、様々なゲームの賞を総ナメにしてしまいました。
- 2014年英国アカデミー賞ゲーム部門で「Strategy/Simulation Game of the Year」を受賞
- GDC2014で「Innovation Award」と「Best Downloadable Game」の2部門で受賞
- 「Independent Games Festival」で「Seumas McNally Grand Prize」「Excellence in Narrative」「Excellence in Design」を受賞
ちなみに、ゲーム販売プラットフォームであるsteamでは圧倒的に高評価の数が4万件を超えています。
ゲームの内容は?
ゲームの舞台となるのは、架空の共産主義国「アルストツカ(Arstotzka)」
主人公はアルストツカにある国境の町、東グレスティン(Grestin)国境検問所に入国審査官として配属されます。
隣国との6年間の戦争が終戦したばかりなので、アルストツカの国境検問所には様々な人が押し寄せます。
正規の入国希望者だけでなく、不正に入国を試みる難民、武器の密売人、革命を起こして国家転覆を狙う工作員など不穏な人物もやってきます。
主人公は入国審査官として、検問所にやってくる人達の入国を認めるか、拒否するかを判断しなければなりません。
もし正規の入国希望者を拒否してしまったり、逆に不正な入国希望者の入国を認めてしまった場合はペナルティーが課せられ給料が減額されてしまいます。
主人公自身も4人の家族を抱えている立場なので、「食費」と「暖房費」家族が病気の際の「薬代」を稼ぐ必要があります。あまりにも給料が減らされると生活費を払えなくなってゲームオーバーとなります。
入国審査官として一日の流れ
朝出勤するとまず手渡されるのは入国管理省の「公報」です。
この公報は日々更新されます。
例えば以下のような内容です。
- A国からの入国希望者は入国させてはならない。(前日まではA国からも入国できた)
- 山田太郎という名前の人物が現れたら上に報告しなければならない。
公報を確認したら業務スタートです。
- 受付に来た人から書類(パスポート一式)を受け取る
- 書類に記載されている内容に不備がないかチェックする
- 不備がなければ入国許可、不明な点があれば口頭質問(パスポートの期限切れ、虚偽の申請など)
- さらに怪しい場合X線検査で性別、密輸品を隠し持っていないかをチェック
- 不正が確認できたら警備兵を呼び不正行為を行った入国希望者を拘束
ざっくりこのような流れになります。
ゲーム序盤ではチェックするポイントが少なく、すぐに判断できます。
が、ゲームが進むにつれて入国審査規定が複雑になって行き、1人あたりにかかる時間が増えていきます。
給料は何人を正確に入国審査できたかで決まるので、1人あたりに時間をかけすぎてもいけませんし、かといって判断が雑になってもいけません。バランスが重要です。
問われる良心と家族の生活
不正に入国しようとするのは悪意を持った人たち(密輸業者、工作員)だけではありません、国を追われてやってくる難民たちもいます。そういった人達は正規ルートで入国できないので、偽造パスポートで入国しようとします。
主人公がパスポートの不備を指摘すると、
「頼む、幼い娘がいるんだ。助けてくれ。お前にも家族がいるだろう?」
と、不正に目をつぶるように懇願されます。
できることなら全員入国させてあげたいところですが、主人公も給料を稼いで家族を養わなければなりません。
難民を不正に入国させることを続けると、家族に使えるお金が足りなくなってゲームオーバーになったり、上層部にバレて自身が拘束され突如ゲームオーバーを迎えることもあります。
入国者の人生にどこまで踏み込むか、その判断が重要です。
こんな人におすすめ
- 間違い探しゲームが得意
- 脳トレ系のゲームが好き
- 祖国アルストツカのために勤労したい
セール時に買えば500円で購入できて、20時間は遊べます。
コスパ最強のゲームなのでぜひやってみてください。
アルストツカに栄光あれ!